日本の物置は昭和39年の東京オリンピックの高度経済成長の時代に作られた。
栄養ドリンクの在庫を一時保管する為の小屋を作るというのがきっかけで開発し製品化したのが目白製作所(東京都豊島区)という会社のセイリーハウスという物置。しかし、当時は手塚治虫のマンガの世界と同じで、当時の日本で物置と言えば、大工さんが作る木造の物置が主流であり、スチール製の物置なんて誰も想像しておらず、全く売れなかったが都内のTデパートで展示して販売を始めたところ、ものすごい勢いで売れた、とにかく売れた。
それがスチール製物置の始まりだった。
物置は世界中に色々とありますが日本の物置は独自の住宅事情や自然環境の中で開発されて今では世界一と言っても過言ではないくらいの品質である。
日本には昔から引き戸や襖の文化があり、それが物置にも大きく影響している。海外の物置はドアタイプが主流だが土地が狭い日本では引き戸が最適であり、荷物の出し入れも大変便利である。
また現場での組立式というのも各部材を狭いスペースで移動するので現場組立式の考えになったと思うが逆にそれが品質の大幅な向上に繋がった。
例えば日本の物置は物置の内側から組立する事が出来るが海外の物置は物置の外側からビスなどを打ち込むのが主流。狭いスペースに物置を組み立てるからこそ大幅な技術革新があった。
また海外の物置には床が無い物置が大半であるが日本の物置は必ずコンクリートブロックを置いて水平をとってから物置を設置する。
それはブロックで水平をとることも重要であるが床下に溜まる湿気を逃がすためにコンクリートブロックを置く理由にもなっている。
日本の住宅事情や自然環境の中で開発、改良された物置は世界にも十分アピール出来る技術とデザインなのである。
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